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セミナー開催報告【蓄電池を活用した再エネ事業最新動向セミナー】

R4年12月5日（月）〜12月19日（月）『蓄電池を活用した再エネ事業最新動向セミナー』をオンデマンド配信（録画配信　zoom）にて開催しました。

■講演１「2050年カーボンニュートラルに向けた電力システムの課題と蓄電池ビジネスの展望」
講師：合同会社エネルギー経済社会研究所　代表　松尾　豪　氏

【主なご講演内容】
・再エネ大量導入に伴う電力システムの足元の課題（ストランデッドコストの発生、kW不足・kWh不足、日本のLNG長期契約減少、燃料需要の不確実性、再エネの出力間欠性）。
・蓄電池ビジネスの展望として、家庭、法人、系統用とユースケースを世界の活用状況をもとに14例紹介。
・日本市場における蓄電池のニーズとして、系統用・需要家内蓄電池にはkW不足や周波数維持・BCP・料金制御といった課題に対するソリューションとなり得るが複数のユースケースを組合わせて運用することが肝要。

■講演２「伊藤忠商事の電力・環境ソリューション事業戦略と、EVリユース電池を活用した蓄電システム“Bluestorage”について」
講師：伊藤忠商事株式会社　次世代エネルギービジネス部　電池ビジネス課　統括　坪井　秀人　氏

【主なご講演内容】
・伊藤忠商事の蓄電池蓄電システム（ESS）製品ラインナップ、蓄電池を活用してDRに協力した家庭にポイントを支払う実証事業などを紹介。
・EV蓄電池の再利用について、2030年には世界で224万台の退役電池が出現予定という試算がある。EVとして使用できなくなった後もESS用では「リユース価値」が残されている。またリユースの際は蓄電池毎のバラツキを診断し調整することで使用期間延長も可能になる。
・エネルギーマネジメントとしても、①脱炭素化、②レジリエンス、③電力料金削減の目的で活用できる。