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セミナー開催報告『太陽光発電設備の適正管理セミナー』
令和2年7月28日(金)『太陽光発電設備の適正管理セミナー』を新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を実施しながら、会場とオンライン配信を同時並行で開催しました。
■1 「太陽光発電導入の真の意義、そして電気安全のこと」
講師 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所
再生可能エネルギー研究センター 太陽光システムチーム
主任研究員 加藤 和彦 氏(PVRessQ!1号隊員)
国内及び福島県の再エネ導入・認定容量、福島県における太陽光発電設備の認定容量や件数を設備規模別にご説明いただきました。電気事業法におけるPVSの保安規制やPVSのリスク、経済性と安全性についてお話いただき、洪水による浸水を原因とする太陽光発電設備関連火災についてご紹介いただきました。また、福島県再エネ推進ビジョンや、太陽光発電設備の保守点検手順、接地抵抗における注意点、絶縁抵抗の測定機器や方法、バイパス回路検査について等、お話いただきました。
■2 「太陽光発電設備を長持ちさせるための要点」
講師 一般社団法人 構造耐力評価機構 理事 高森 浩次 氏
PV設備の構造被害の傾向のお話の後、被害事例(強風、積雪、豪雨、地震)をご紹介いただき、被害要因や近年増加しているPV設備の強風事例(水上設置型、営農型)についてお話いただきました。また、電気事業法での構造関連規定(電技解釈第46条第2項:2018年10月大幅改正)、長持ちさせるための構造設計の要点(設計ガイドラインの活用や注意点、設計荷重で考慮すべきこと等)や、点検・保守の必要性、修繕・改修によって性能を向上させることが望ましい等、ご説明いただきました。
会場の様子