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セミナー開催報告 『太陽光発電ハイブリッド事業セミナー~太陽光発電を最大限に活用する手法~』
平成30年10月23日(火)福島市のコラッセふくしまにて「太陽光発電ハイブリッド事業セミナー~太陽光発電を最大限に活用する手法~」を開催しました。
本セミナーでは、営農型発電の事業の考え方や事例を紹介するとともに、太陽光発電と風力発電を組み合わせた発電事業について、2名の講師にご講演いただきました。
■講演1 「ソーラーシェアリングによる新たな農業スタイルの確立」
講師 株式会社自然やさいファーム 代表 佐野 清幸 氏
ソーラーシェアリングの特徴として、農業用機械での作業が可能な高さを確保する、支柱が農地の一部転用として扱われることや、
ソーラーシェアリングの要件について、事例がある作物(大豆・大麦・蕎麦・落花生・大根・他27種類)について、ソーラーシェア
リングのメリット・デメリット、農林水産省による金融面での支援政策、国内の事例等をご説明いただきました。
質疑応答では、千葉の事例である営農型発電の金銭面(耕作委託料・地代)について、売電収入や太陽光パネルの廃棄・リサイクル
についての質問が続きました。
【報告】「ソーラーシェアリングについて」
一般社団法人福島県再生可能エネルギー推進センター 遠藤 裕子
ソーラーシェアリングの導入メリットや課題、考え方について当センターの調査内容をご報告いたしました。
■講演2 「送電線利活用の新技術:太陽光・風力協調型発電システムについて」
講師 株式会社日立パワーソリューションズ 電源インフラ事業統括本部 新エネルギー本部 星平 祐吾 氏
電力系統の現状について(FIT制度開始の2012年以降、風力発電は設備導入量が2012年度に比べ約1.3倍増加。(2016年度末時点)
太陽光発電は設備導入量が2012年度に比べ約18.8倍増加。(2016年度末時点))
太陽光と風力の発電特性(一日・年間)について、「太陽光・風力協調型発電システム」についてご説明いただきました。
このシステムは、既連系の発電設備(太陽光・風力)が発電していない時間の空き容量を有効活用し、蓄電池などの大幅なコスト増加
になる追加設備を必要としないシステムです。また、福島県内における適用ポテンシャルについてもご説明いただきました。
質疑応答では、太陽光発電設備の追加による電力会社への手続きや、FIT価格についての質問が続き、稼働率保証についてのご説明
がありました。
株式会社自然やさいファーム 株式会社日立パワーソリューションズ
代表 佐野 清幸 氏 ご講演の様子 電源インフラ事業統括本部
新エネルギー本部 星平 祐吾 氏 ご講演の様子
一般社団法人 会場の様子
福島県再生可能エネルギー推進センター
遠藤 裕子 報告の様子
講演終了後には、講師の先生にご対応いただき、個別相談会を開催いたしました。
相談会の様子